「テクニカルエンジニア(データベース)」→「現:データスペシャリスト試験」は、SEの中でも、データベースの設計担当者やデータ管理者などを対象にした上級試験。データベースに関する試験では国内最難関ともよばれるだけに、合格すればSEとしての資産になります。
平成13年から21年まで、「テクニカルエンジニア(データベース)」の名で通っていましたが平成21年に「データベーススペシャリスト試験」と改称されました。
独立行政法人IPAが実施するIT系国家試験である「情報処理技術者試験」のうち最上位のレベル4に該当する1種で、ネットワークスペシャリストと並びきわめて難易度の高い試験です。
試験の主な対象者は「高度IT人材として確立した専門分野をもち、データベースに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者」とされています。
国家試験であることから、標準SQLが対象となり、特定のデータベース製品に依存SQLに関しての出題はありません。概念や論理の設計など上流工程のスキルが重視されており、比重としてはデータ管理者の能力を問う設問が多いのが特徴です。
実務経験者がスキルアップや、キャリアパスとして受講をすることが多い資格ですが、その分だけ難易度も高いです。
これからSEを目指す方にしても、技術の裏付けや保有スキルの証明としては十分な資格です。
実務経験がないとなかなか勉強は難しいですが、SEになってからもこの資格を保有しているとさまざまな場で活躍できます。
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名前が改称され、現在は「情報セキュリティスペシャリスト試験」という名前のこの資格。その名のとおり、ITシステムに関する情報セキュリティ全般の専門性を問う資格試験で、合格率は13%という超難関の試験です。情報セキュリティは企業の重要課題であり、システム開発者にとって優れたシステムを構築するために避けては通れない分野です。